第2回スペイン日本語教師会シンポジウム【バルセロナ】

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バルセロナでスペイン日本語教師会の第2回シンポジウムが行われます。
今回のテーマは「日本語教育とE-ラーニング」。Web教材やスマートフォン用アプリが増える中で日本語学習のあり方を考えて行きます。ぜひご参加ください!

アクセス

Sants駅から地下鉄L3でCatalunya駅まで16分 Plaça Catalunya駅から電車Ferrocarrils de la Generalitat de Catalunya (FGC) のL7でAv. Tibidabo駅まで13分 Av. Tibidabo駅からUOC Sede Centralまで徒歩で8分、バス(196番)で10~11分

・バルセロナの地下鉄について:TMB

・バルセロナの鉄道について:FGC

参加費・交通費援助 (すべて当日精算となります)

参加費 APJE一般会員 30€  APJE学生会員 20€  APJE非会員 50€

交通費援助

スペイン日本語教師会の会員で、スペイン及びポルトガルの遠隔地(移動距離100km以上)からお越しの方には国際交流基金から交通費の補助が出ます。詳細と申請は交通費援助申請書をご覧下さい。 お申し込みについて 参加申込書にご記入の上、6月10日までに apje.info@gmail.com までお送りください。

プログラム

 

6月28日(木)

9:30 受付け開始
10:00~10:30 開会式

主催者挨拶:上野宏之(国際交流基金マドリード日本文化センター所長)
ご挨拶:椿秀洋(在バルセロナ日本国総領事館総領事)
ご 挨拶:Josep Maria Duart Montoliu (Vicerrector de Postgrado y Formación Continua de la UOC)
主催者挨拶:鈴木裕子(スペイン日本語教師会会長)

10:30~12:30 基調講演「組織から教室へ、教室から個人へ ~ e-ラーニングの新しい潮流~」村上吉文(JFカイロ日本文化センター)
以前はサーバー管理者と教員がタッグを組んで組織として取り組むしかなかったe-ラーニングの世界が、情報技術の発展に伴い、一人の教員が自分の学生だけを対象に行うことも簡単になり、さらには学習者個人も気軽に使えるようになってきました。本講演ではこうした最近のe-ラーニングをめぐる潮流について紹介します。
12:30~14:00 昼食(ビュッフェ)
14:00~16:00 ワークショップ(I)「徹底解剖!「WEB版エリン」を使い倒す!」磯村一弘(JFケルン日本文化会館)
無料eラーニングサイト「WEB版エリンが挑戦!にほんごできます。」は、日本語と日本文化が学べるコンテンツが豊富に詰まった超お得サイト。でも内容が 多すぎて、「どこに何があるかわからない」「うまく使いこなせない」などの声も聞かれます。このセッションでは、「WEB版エリン」の内容を、サイト制作 者自らが徹底的に解説。実際にサイトを触ってコンテンツを体験しながら、その活用方法を考えていきます。これまで知らなかった「裏技」や、授業での意外な 利用方法などを発見するチャンスです!
16:00~16:30 コーヒーブレイク
16:30~18:00  ワークショップ(II)「E-ラーニング教材を作ってみよう!」熊野七絵(JFマドリード日本文化センター)
個人でe-ラーニングに取り組むのは難しいと思っている方、グループワークを通して、気軽にe-ラーニング教材作成を体験してみませんか。このワークショップでは、基調講演で紹介された最近のe-ラーニングの潮流を踏まえ、「Web問題作成ツール」を使ってe-ラーニング教材を実際に作成してみます。
19:30 懇親会(バルセロナ総領事公邸)

 

6月29日(金)

10:00~11:30 研究・実践発表(Ⅰ)
10:00~10:30 【教室1】
外国語教育と文学作品の教材化−日本語教育における日本文学作品の教材化を再考する−
Foreign Language Education and Literature -Rethinking Japanese Literature as Teaching Material in Japanese Language Education
エルデミール アリ ヴォルカン エルジェス大学(トルコ)
【教室2】
中・上級レベルの日本語教育とE-learning
The Suitability of E-learning for Teaching Intermediate/ Advanced Level Japanese
猪瀬博子/ナインドルフ会田真理矢 ダーラナ大学日本語学部(スウェーデン)
10:30~11:00 【教室1】
E-ラーニングに活かすための言語研究−役割語としての「わらわ」を例に−
Japanese Role Language and E-Learning: An analysis of personal pronoun warawa
朽方 修一 エルジェス大学(トルコ)
【教室2】
テレビコマーシャルを使った異文化間学習
Aprendizaje intercultural mediante anuncios televisivos
鈴木裕子 マドリード・コンプルテンセ大学(スペイン)
11:00~11:30 【教室1】
E-ラーニング用漢字学習教材作成プロジェクト
Proyecto de elaboración de materiales e-learning para el aprendizaje de kanji
大槻岳子 Universitat Oberta de Catalunya(スペイン)
【教室2】
Utilización de recursos electrónicos para el estudio de kanji (nivel básico)
トロヌ·カルラ Universidad Autónoma de Madrid(スペイン)
11:30~12:00 コーヒーブレイク
12:00~13:30 研究・実践発表(Ⅱ)
12:00~12:30 【教室1】
動画教材基本システムの作成 −現地e-learning教材制作に向けて−
Basic video-materials System: locally-adapted e-learning for Japanese language
蟻末 淳  ケニア国立ケニヤッタ大学(ケニア)
【教室2】
終助詞「ね」についての日西対照研究
Un estudio contrastivo japonés-español sobre la partícula oracional ne
藤野華子 Universidad Pontificia Comillas(スペイン)
12:30~13:00 【教室1】
スペイン語話者のための副教材『まるごと 日本のことばと文化入門A1 文法解説』(MARUGOTO GRAMÁTICA A1)制作報告
Informe de la elaboración del material de apoyo para hispanohablantes. MARUGOTO GRAMÁTICA A1
熊野七絵/ 今枝亜紀 国際交流基金マドリード日本文化センター(スペイン)
【教室2】
エリンを使用した遠隔地教育
−UNEDにおける実践と課題−
El uso de ERIN en la enseñanza de japonés a distancia en la UNED- prácticas y temas
高木香世子/ 高森絵美 マドリード・アウトノマ大学(スペイン)
13:00~13:30 【教室1】
音声を重視した漢字学習教材
El material docente para el aprendizaje de Kanji orientado por la fonética
寺田裕子 慶應義塾大学総合政策学部(日本)
笠井賢紀 龍谷大学(日本)
中村フサ子 東海大学国際教育センター(日本)
13:30~15:00 昼食(お弁当)
15:00~16:30 フォーラム(読解・表記・メディア・会話)
フォーラムでは読解・表記・メディア・会話の4つのセクションに分かれ、まず、そのセクションを選んだ理由について話します。次に授業活動や自律学習のために、e-ラーニングやwebサイトを使って、どのような工夫をしているか、具体的に利用しているものがあれば、お互いにそれを紹介し、その利点、欠点について意見を交換します。最後に各セクションにおける今後の課題について話し合います。
16:30~17:30 フォーラム還元発表
17:30 閉会式
挨拶:Francisco Barberán (スペイン日本語教師会副会長)