2016年2月研修会 報告

2016年2月研修会

石黒圭先生『無駄の日本語教育を目指して・コミュニケーションの考え方』に参加して

石黒先生
石黒先生

コミュニケーションの目的は「相手との心の距離を無理なく自然に縮めること」です。聞き手は表現の違いで相手の「心の距離」を察し、快・不快を感じるため、相手と自分のタイプを知って、「ポライトな(丁寧でフレンドリーな)言葉」を選ぶことが大切です。信頼関係を構築するためには、積極的で厚かましい部分も見られる“アクセル”と、控えめで遠慮しすぎな面がある”ブレーキ”を上手に使い分けて、相手が心地よく受け入れられる表現を使う必要があります。

参加者のみなさん
参加者のみなさん

以上のような石黒先生のお話しをうかがって、今後スペイン人に日本語を教授する際には、彼らの国民性も考慮したいと思いました。オープンで親しみやすく自身の意見をはっきり言う、つまりおそらく多くの人が“アクセル”を強く踏みがちなスペイン人の習慣を念頭に置いて、日本語でのコミュニケーションを伝えていきたいと思います。自分自身を振り返ってみても、日本語を話す時とスペイン語を話す時は、アクセルとブレーキの踏み方が違います。これも新たな発見でした。さらに、相手のタイプを知ってコミュニケーションを改善する方法もお話しいただきました。日本語は前置きや助詞など、表現をほんの少し変えるだけでずいぶん印象が変わります。今後、私自身の生活にも取り入れたいと思える表現のポイントをうかがうことができ、非常に有意義なひとときでした。

(報告者:大木奈緒美)