パンプローナ巡回セミナー 2016年5月報告

パンプローナ巡回セミナー 2016年5月報告

「授業と学習におけるICT(Information and Communication Technology)の活用」

去る5月21日、4回目となるパンプローナ巡回セミナーが開催されました。講師には前回と同様JFマドリード日本語アドバイザーの近藤裕美子先生をお迎えし、「授業と学習におけるICT(Information and Communication Technology)の活用」をテーマに取り組みました。

現在各自がどの程度ICTを活用しているかの確認から始まり、学習者と教師、それぞれの視点からどのような活動が出来るのかを、様々なサイトやソフト等を実際に使用しながら検討しました。動画や日本語学習サイト、バーチャル教室、オンライン会議など、興味深い資料が目白押しで、近藤先生ご自身の実践例を伺いながら、参加者同士でも具体的な使用アイデアを話し合いました。

今回は、従来の勉強方だけでなく、このセミナーでの私たちのように「楽しむ」ことで学習者の意欲を高める、また、学習者と教師、あるいは学習者同士、教師同士が教室の中だけではなくその外でも「つながる」、面白い方法があればどんどん共有出来る、という点に日本語学習の新しい可能性が感じられ、大変魅力的なセミナーでした。また、日本文化の紹介やネイティブとの交流など、日本にいなくともオンラインを上手く活用することで出来ることが沢山あるのだと実感しました。

教えていただいたサイトは比較的使用が容易なものばかりだったので、早速授業に役立てていきたいと思います。

(パンプローナ、山口先生)