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日時: 2017年2月4日(土曜日)
会場: Residencia de Estudiantes
住所 Calle Pinar, 21-23. 28006 Madrid、
Tel [+34] 91 563 64 11
プログラム詳細:
9:30 受付開始
10:00-12:30 総会 (11:30-11:45小休憩)
12:30-14:00 昼食&昼休み
14:00-15:30 研修会 基調講演
講師 佐藤慎司先生(プリンストン大学)
テーマ 「異文化コミュニケーション能力とは何か?:未来を創ることばの教育をめざして」
15:30-16:00 コーヒーブレーク
16:00-18:00 ワークショップ
18:00-18:15 閉会、写真撮影
19:30 懇親会
研修会講師 佐藤慎司先生からのコメント:
「異文化コミュニケーション能力とは何か?:未来を創ることばの教育をめざして」
現在世界では以前にも増してさまざまな様々な集団の摩擦・対立問題が起こっています。ヨーロッパにおいても、移民、難民問題とそれに関連し極右政権が台頭してきており、日本でもヘイトスピーチに代表されるような暴力的な運動が起きています。このような時代において、誤解、摩擦、対立、戦争を避けるためには、異文化コミュニケーション能力や外国語能力は必須のものであるように思われます。
本講演では、まず、「異文化コミュニケーション能力」について多角的に考えるために、「ことば」「文化」とは何なのか?「異なる」「同じ」とは?また、「コミュニケーション」とはどのような営みをさすのか?「能力」とはどこに存在し、誰が決められるのか?といったような問いをみなさんといっしょに振り返ります。そして、「異文化コミュニケーション能力」という概念の持つ多様なニュアンスを、最近の外国語教育や社会言語学理論、ヨーロッパ言語参照枠と照らし合わせ、考えてみたいと思います。ここでは「複言語・複文化」と「多言語・多文化」のような違いとそのような捉え方の問題点も考えてみます。そして、最後に従来の「異文化コミュニケーション能力」という概念の持つ様々な問題点を取りあげます。
ワークショップでは、従来の「異文化コミュニケーション能力」という概念の持つ様々な問題点を乗り越えられるような日本語教育がどのように可能なのか、まず講演者の行った実践例も含めさまざまな例を見てみます。その後、グループでお互いの現在の実践を振り返った後、実際にどのような授業実践やプロジェクトが可能なのかをグループで具体的に考え、みなさんでシェアできればと思います。その中で、未来を創る「多言語・多文化」に開かれた日本語教育がどのように可能なのか、参加者のみなさんといっしょに考えていければと思っています。
参加費:
会員は無料、非会員は15ユーロ
参加申込み方法:
「参加申込み書」に必要事項をご記入の上、1月28日(土)までにapje.sanka@gmail.comまでお送りください。
参加申込用紙ダウンロード
交通費補助支給:
スペインおよびポルトガルから参加される方には、国際交流基金マドリード文化センターから交通費補助の支給があります。スペイン、ポルトガル以外から参加される方は対象外となりますので、ご了承ください。申請には、参加申込みと同様、「交通費補助申請書」をご記入の上、1月25日(水)までにapje.sanka@gmail.comまでお送りください。
交通費補助申請書ダウンロード
昼食:
希望者にはお弁当をご用意いたします。お弁当代は12ユーロで、自己負担となります。
「参加申込み」受付期間:
1月10日(火)~ 1月28日(土)
「交通費補助申請」受付期間:
1月10日(火)~ 1月25日(水)