スペイン継承日本語グループ
発足のいきさつ
2021年第6回APJEシンポジウムで、日本語を継承語とする子供の増加や日本語の継承に対する関心の高まりを確認する一方、スペインにおける日本語継承の実態が知られてないことがわかったことがきっかけとなっている。
メンバー紹介
福田牧子(バルセロナ)
板倉紀香(アリカンテ)
伊藤モラレス杏子(グラナダ)
久保賢子(サラマンカ)
杉山千尋(サラマンカ)
活動記録
2022年
・まずは実態調査実施を目標にAPJE会員の有志5名が集まって「スペイン継承日本語グループ」活動開始。
・第1回の実態調査に向け、調査項目を練ったりパイロット調査を行ったりする。(9月から2023年4月ごろ)
2023年
・5月~7月にオンラインにてスペインにおける日本語継承の実態調査アンケートを実施。(国際交流基金の「こどもを対象とした日本語教育支援」の助成も受ける。)スペイン全国から127名の回答を回収。
・9月~12月にアンケート結果分析。アウトリーチできていない地域があることも確認。協力依頼分散方法やアンケート項目改善が課題として浮上する。
2024年
・2月第15回スペイン日本語教師会総会で結果報告。
・3月国際交流基金マドリード日本文化センターにてアメリカの継承日本語教育第一人者であるカルダ―淑子先生先生とスペイン継承日本語グループメンバーが集まって意見交換会を行う。
・5月と6月に1回ずつ国際交流基金マドリード文化センターと共催の下『「子どもの日本語」に関する座談会』をオンラインで開催。スペイン各地から合計80名以上の参加があった。
・座談会で出会った人同士などのつながりをつくることを目的にインスタグラムアカウントを立ち上げる。
・10月24日に第2回オンライン座談会を国際交流基金マドリード文化センターの協力で開催。スペイン各地から23名が参加。
これから
・今後も定期的なオンライン座談会と実態調査を開催予定。